事例・実績

外観検査を自動化するために、画像処理検査装置を導入

外観検査を自動化するために、画像処理検査装置を導入
装置分類
対応工程
業界
備考

導入前の課題

今までは、鋳造品の割れや欠けといった外観検査を、すべて作業員の目視に頼っていました。そのため、一つの製品を検査するのに時間がかかり、検査工程が生産全体のボトルネックとなっていました。また、長時間の集中力を要する作業であるため、ヒューマンエラーによる見逃しや判断のバラつきが発生し、品質の安定化が大きな課題となっていました。このような非効率な検査体制が、工場全体の生産性を低下させる原因となっていました。

導入後の効果

お客様からのご相談を受け、画像処理技術を活用した自動検査装置の導入をご提案しました。さらに、従来は別工程であったバリ取り装置と検査装置を一体化させ、工程全体の自動化を図ることで、より高い生産性と省人化を実現するレイアウトを設計しました。導入の結果、検査のタクトタイムは大幅に向上し、人為的な検査ミスは激減しました。これまで見逃される可能性があった微細な欠陥も安定して検出できるようになり、製品品質が飛躍的に向上しました。特に、バリ取りから検査までを一貫して自動化したことにより、従来10名を要していた作業が4名で運用可能となり、大幅な省人化を達成。創出された人員を他の付加価値の高い業務へ再配置することに成功し、工場全体の生産性向上に大きく貢献しました。
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